お知らせ
西の果て長崎でも、日に日に秋の深まりを感じるようになりました。こちらは、カトリック城山教会聖堂脇にあります金木犀。ご出棺の時どこからともなく香ってきて、最後のご案内のあとに香りをたどっていくと可憐なオレンジ色の花に会いました。
突然お亡くなりになったという今日の故人様は、教会活動にも大変尽力された方。小さなことにもよく気づき、ご自身にできることをさりげなく行う方だったそうです。平野主任神父様はじめ3人の神父様方が司式され多くの参列者が集った聖堂は、屋根の透かし模様が祭壇に映り、まるで天使たちが故人を出迎えにきたようでした。
お通夜のご準備の際、故人様のお棺をご遺族とともに式場まで運ばれたという平野主任神父様。『とても重かったんです。きっとそれは故人の存在の重さなのだと感じました。』と、感謝のうちにしみじみと語られました。故人様の永遠の御安息をお祈りいたします。
帰りにいつもの小径を通ると、若草町バス停近くの被爆柿の木にオレンジ色の大きな実がたわわになっていました。しばらくは秋晴れが続きそうな長崎です。
⚠️聖堂内の撮影は許可が必要です⚠️
お知らせ
秋の深まりとともに肌寒さ増す中、コンベンツァル聖フランシスコ修道会・西田 正(にしだ ただし)神父様のご葬儀を担当させていただきました。
この春 カトリック東長崎教会の主任司祭を退かれ、教会の隣にある東長崎聖母の騎士幼稚園の園長として、大きな愛で子どもたちの成長を見守ってこられた西田神父様。修道会のホームページによると、4月初旬に大腸癌ステージ4と診断され、抗がん剤の治療を受けながら職務を遂行なさっていたそうです。
通夜は西田神父様の最後の司牧の地となったカトリック東長崎教会聖堂で22日行われ、修道会日本副管区長でカトリック本河内教会主任司祭の山口神父様が司式。ご挨拶の中で山口神父様は、西田神父様は大病を患われていたのに、その辛さを周囲に一切口にしなかったことを明かされました。聖堂入口には神父様の写真を囲むように園児の皆さんが心を込めて作った折り紙の花束や絵が飾られ、子どもたちの真っ直ぐなメッセージにご参列の皆様方も目を止めておられました。
葬儀ミサと告別式は翌23日にカトリック本河内教会聖堂に会場を移して行われました。修道会日本管区長である谷崎 新一郎神父様が司式され、修道会の皆様、神父様の実のご兄弟、東長崎・本河内両教会の信者代表の皆さんなど約60名が参列。献花では、幼稚園の子ども達から贈られた色とりどりの折り紙や絵も一緒にお棺の中の神父様にお捧げしました。
ご挨拶の中で谷崎神父様は、『ユリアノ』という西田神父様の珍しい霊名について触れ、実は女性の聖人『聖ユリアナ』がその起源で、西田神父様がかつて大変お世話になったシスターの霊名なのだそうです!知られざるエピソード!遠くから、西田神父様の大きな笑い声が聞こえてくるようでした。
今回も本河内教会の山口主任神父様より許可をいただき掲載させていただきました。西田神父様の永遠のご安息をお祈りいたします。関係者の皆様、大変お世話になりありがとうございました。
⚠️聖堂内の撮影は許可が必要です⚠️
お知らせ
先週、東京都渋谷区にあります日本キリスト教団 聖ヶ丘(ひじりがおか)教会様へ納骨棚を納品させていただきました。
このたびご依頼いただきました納骨棚は、葬儀終了後から納骨式までの期間、お骨を安置する場所が無い方のため一時的に教会がお預かりするためのもの。身内のおられない方やご遺族が遠く離れておられる方、施設に入っておられるご高齢の方など、お骨の安置場所を案じられる方々に安心して利用頂きたいとの思いが込められています。
送られてきたデザイン画をもとにメールにてお打合せを行い、8月初めから9月末にかけて弊社のエース田中が制作いたしました!今回は、バラの花やソテツ、麦の穂など、飾り彫刻が定番のカトリック木工とは違うデザインです。『丈夫であることはもちろんですが、大切なお骨をお納めするものなので、この納骨棚には預けたくないと思われないよう、シンプルでも綺麗に仕上げることを心掛けました!』とエース田中。
実は、出来上がった棚を会社のみんなに見てもらったところ、取り付けていた既製品の真鍮の名札入れが不評で、せっかく綺麗な納骨棚ができたのだから名札入れも木で造ろうということに。急遽デザインを考えて手作りしました!
当初の真鍮の名札入れは上の写真の赤丸の部分です。完成品の1枚目とぜひ見比べてみてください!田中が記録用に撮っていた木製名札入れのアップの写真も入手しました。
手前味噌ながら本当に美しい!さすがエース、いい仕事しましたね!棚の上にある大きな十字架は、間違って荷物などを置かないようにと追加のご要望を受けたもの。こちらはサービスで制作させていただきました。
試行錯誤の甲斐あって、『この納骨棚を見た信徒の方が、「わたしはずっとここがいいわ」と仰っておられました。』というありがたいメールまでいただきました(^^)まるで、西の果て長崎から大都会東京渋谷に愛するわが子を送り出したような気分です。聖ヶ丘の皆さんに愛され、長くお役に立てますように。
国内でも稀少なカトリック木工の事業所として、社員全員で意見を出し合い、一つ一つ心を込めて制作いたしております。長くお待たせいたしましたが、弊社にご依頼をいただき誠にありがとうございました!
■日本キリスト教団 聖ヶ丘教会のホームページはこちら
https://www.hijirigaoka.jp/
■日本キリスト教団 聖ヶ丘教会のFacebookはこちら
https://www.facebook.com/hijirigaoka.jp/
お知らせ
早いもので10月です!日差しは強いものの、吹く風爽やかな長崎。秋の大祭・長崎くんちの奉納踊りは残念ながら今年も見送られましたが、この土日は運動会が開催される所が多いようですね。秋晴れの空の下、怪我なく頑張ってください!
さて9月の終わりに伺いましたのは、長崎市三京町にあるケアハウスかおり。こちらは社会福祉法人カリタスの園が運営するケア付き高齢者専用住宅で、平成10年に建てられました。
上の写真は、その2階にある聖堂。こんなに美しい心安らぐ空間があるなんて!こちらの聖堂にはカトリック滑石教会の神父様が来てくださいます。入所されていた信者さんの通夜・告別式には、ご遺族や施設のシスター・スタッフの皆様、ケアハウスのお仲間といった本当に近しい方々のみが参列され、温かいひとときとなりました。今回は施設長様に特別に撮影・広報許可をいただき掲載させていただきます。
キリストの愛(カリタス)を感じながら、神から与えられた生命の尊厳を護り、入所者それぞれが培ってきた人生の豊かさを分かち合い深め合う、あたたかい安らぎの家・ケアハウスかおり。
施設の中庭にもステキなマリア像があり、皆さんの憩いの場となっているそうです。ケアハウスかおりの皆様、この度は大変お世話になり、ありがとうございました。
⚠️聖堂内の撮影は許可が必要です⚠️