Insta&FB更新【鮮やかなハイチ絵!カトリック愛宕教会】
2020年8月20日
お知らせ
私たちのまち長崎では、祈りの8月9日が静かに過ぎると、15日には初盆を迎えた御霊を精霊船に乗せて西方浄土に送り出す伝統の仏教行事『精霊流し(しょうろうながし)』が、爆竹や銅鑼の喧騒の中行われます。今年はいつもより規模も小さく静かに行われたようです。宗教は違えど、故人に心寄せ弔うこの伝統行事はいつまでも続いてほしいと願います。
さて先日、1年以上ぶりに伺いましたのはカトリック愛宕(あたご)教会です。愛宕教会は、レデンプトール修道会鹿児島準管区管轄の教会で、昭和31年(1956年)に献堂されました。
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聖堂の朗読台には1年前にはなかったコロナ対策の飛沫防止シートが設置されており、万全の対策の中でごミサが行われていることが伺えます。祭壇の脇にはこれまでの帰天者名簿を据え置くメモリアルスペースがあり、月ごとに信者の皆様が名簿を変えていらっしゃるとのこと。先人を敬う心、故人を想う温かい心がここにもありました。
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愛宕教会のステンドグラスはシンプルで可愛らしく、そして聖堂内には『ハイチ絵』という大きなタペストリーが掲げられています。
地球儀を見ると、日本のほぼ真裏に位置する中南米の国・ハイチ共和国。式後に信者さんにお聞きしたところ、こちらのレデンプトリスチン修道会のシスターが以前からハイチで奉仕活動をなさっており、教会もその里親支援に取り組まれるなどハイチとご縁があられるのだとか。現地から送られてきた色鮮やかなタペストリーには、聖書の世界とともに 混沌としたハイチの歴史も垣間見えます。
このたびは、昨年4月に長崎に来られた瀬戸主任神父様から特別に撮影と広報の許可をいただきまして教会の写真をアップさせていただきました。執り行われたご葬儀はとても小さな家族葬で、普段のごミサでは今は聖歌斉唱は取りやめているとのことですが、この日は久しぶりに聖歌が聖堂に響きました。瀬戸主任神父様と教会役員様の温かい心に感謝いたしますとともに、式後、信者の皆様が長椅子はもとより使用された栞の1冊1冊に至るまで丁寧に消毒なさっておられたこともここに記しておきます。大変お世話になり、本当にありがとうございました。
⚠️聖堂内での撮影は許可が必要です⚠️