Insta&FB更新【プロテスタント教会にも伺います!長崎古町教会】
2020年6月6日
お知らせ

6月に入った長崎の街は紫陽花の彩りが日に日に濃くなっています。そんな中、観光長崎の代名詞である日本最古のアーチ型石橋・眼鏡橋にほど近いプロテスタント教会、日本キリスト教団長崎古町(ふるまち)教会でのお式を担当させていただきました。

弊社のご葬儀の約9割はカトリック葬ですが、古町教会にはこれまでも年に数回お伺いする機会があり、勇気を出して(笑)取材のお願いをした所、一も二もなく快諾いただき、今回初めて、長崎のプロテスタント教会のご紹介をさせていただきます!

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長崎古町教会の歴史は古く、1919年(大正8年)3月2日 『日本基督教会弘道館伝道所』として創立され、アメリカにあるオランダ改革派教会から派遣されたシェーファー宣教師によって伝道が開始されました。

1991年(平成3年)の台風19号により全壊し、1993年(平成5年)1月に現在の鉄筋4階建の教会堂が献堂。昨年めでたく宣教開始100周年を迎えられ、浅場知毅牧師様・理恵副牧師様ご夫妻が約80名の信者の皆様とともに、次の100年に向けての一歩を踏み出しておられます。

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教会入口には、宣教100周年を記念して建てられた日本プロテスタント宣教の草分けのひとり、ギドー・フルベッキ宣教師を記念する石碑がありました。 フルベッキ宣教師は、1859年(安政6年)11月8日、鎖国禁教下の長崎に上陸し、プロテスタントの教えだけではなく、語学・政治・法律・文化など幅広い西洋文明を学ぶため長崎に遊学していた日本の志士達を熱心に教育指導し、近代日本の幕開けに多大な貢献をなさった方です。

教会内部をご案内いただいた副牧師の理恵さんは、地元の活水中学・高校在学中に古町教会に通われ受洗なさったそうです。3階の礼拝堂を見学させていただきましたが、マリア様や聖人達の御像のない とてもシンプルな祭壇は、聖書の言葉にのみ集中するというプロテスタントの教義の現れだと副牧師様が教えてくださいました。

そして、正面の十字架の下には、新約聖書【ヨハネによる福音書】の一節『我は復活なり、命なり』の御言葉がギリシャ語で記されています。カトリックのそれとは違いますが、祈りの場として信者の皆様方とともにある優しく穏やかな空間は、両者に共通するものだなぁと感じました。この3階の礼拝堂へ 高齢者や車椅子の方、お子様連れの方もスムーズに入れるようエレベーターが設置されていて、バリアフリー化もなされていました。

新型コロナウィルスの影響を受け、古町教会でも礼拝自粛が続いていたそうですが、明日6月7日から主日の礼拝が再開されるとのこと。礼拝を2回に分け時間短縮も行い讃美歌は歌わないなど、感染拡大防止に十分配慮なさって信者の皆様をお迎えになるそうです。信者の皆様を想う心も同じですね。すてきなひとときになりますようお祈りしています。

約50分ほど取材させていただきましたが、カトリックの考え方やしきたりとの違いなど、私達の質問に丁寧に優しく笑顔でお応えいただきました浅場副牧師様、本当にありがとうございました。そして…いただいたパンフレットを帰宅後読み返して気付いたのですが、礼拝堂の中には2014年のクリスマスにオランダの同系教会から移設された美しいパイプオルガンがあるとのこと!あーー、写真撮り損ねました〜(泣)

というわけで皆様、紫陽花を眺めつつお散歩いただき、眼鏡橋にほど近い(正確には上流の古町橋のすぐ近くにあります)長崎古町教会をお尋ねいただきまして、ぜひ本物のパイプオルガンを見てください(^^)♪

⚠️ 聖堂内での撮影は許可が必要です ⚠️