Insta&FB更新【歴史息づくカトリック神ノ島教会】
2020年6月12日
お知らせ
お知らせ
長崎は昨日11日、梅雨入りしました。歴史ある石畳に紫陽花と 雨の似合う街ではありますが、マスクも付けてのこの蒸し暑さは閉口しますね。熱中症には十分注意して、皆様もお過ごし下さい。
さて先週は、カトリック神ノ島(かみのしま)教会に伺いました。
白亜の聖堂に映える美しいステンドグラスは、弊社ホームページのトップ画面にも使わせていただいてます。そして地元長崎の皆さんにはおなじみ、長崎バスのCMにも登場した祈りの教会です。この度、鶴崎主任神父様に特別に許可をいただきまして、祭壇はじめ聖堂内の貴重な写真を掲載させていただきます(^^)
もともとは周囲1キロほどの小島で、禁教下のいにしえより多くのキリシタンが信仰の灯をともし続け潜伏していたという まさに『神の島』は、戦後、高度経済成長真っ只中の1960年代に周囲を埋め立てられ長崎市と陸続きになりました。
カトリック神ノ島教会は国宝 大浦天主堂に次ぐ歴史ある聖堂で、1897年(明治30年)に第6代司祭 デュラン神父様が多額の私財を投げうって献堂され、まもなく献堂125周年を迎えるそうです。典礼役員の皆様が葬儀後の片付けや清掃をなさりながら『あと2年ばい!』と嬉しそうに話してくださいました。
大浦天主堂や馬込教会と同じリブ・ヴォールト天井、そして祭壇の上には守護聖人である聖フランシスコ・ザビエルの御像。時を重ねてなお美しい聖堂を夢中で撮っておりましたら、『教会の床下、見ますか?』と役員様。ゆ、床下見らるっとですかっ(」°ロ°)」?!床下収納ですか?と訳も解らず見せていただきましたら、『この教会の基礎には 自然の石とか当時の信者たちの古か船とか、いろいろ使われとるとです。』と役員様。そこには確かに、先人達の献堂への想いが詰まっていました。
覗き込んで感動していると今度は、『ステンドグラスの十字架模様は撮ったとね?』と役員様。ん?ここのステンドグラスは丸っぽいデザインだけどなぁと窓を眺めていると、『今日は外からしか見えんごたるばい!』と役員様に連れられ外へ。役員様のお話では、教会のステンドグラスの透明な部分には飾り十字架が透けて見える昔の教会の窓ガラスが使われているらしく、天候や光の加減によって運が良ければ見えるらしいのです!台風などで破損して現代のガラスに入れ替えたものもあり、とても貴重な往時の透かしガラス。そして撮影したその日は、なんと運良く飾り十字架が見えました!ただし きちんとスマホで撮れてるかは、わたくし老眼のため現地ではわからず。…あ〜、写ってますようにと神様にお願いして帰途につき、家でコンタクトレンズを外して写真を確認したところ、1枚だけキレイに飾り十字架が写っていました〜!(かなり撮ったのに、ほんとに1枚だけ!!)
…神様ってやっぱりおるとばい、と感じたカトリック神ノ島教会でのひととき。たくさんお話ししてくださった役員様、掲載許可をいただきました鶴崎神父様、大変お世話になり本当にありがとうございました。
聖堂内での撮影は許可が必要です